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エントリーして手が震えるのは、デビュー戦以来かもしれないな、、、、。
約定通知を確認すると、ふーと息をつきます。

あの時はドル円ロング1枚だけ、でも今は、、、。
ポジション一覧に目を移します。

ポンド円ショート50枚、NZ円ショート25枚。

時計を見ると午前4:30分を過ぎています。
良くも悪くも、明日の朝には全ての結果が出るな。
生き残れるか、それとも退場することになるのか、、、、、、、、、。


さかのぼること、10カ月前、、、、、。

--- 2006年11月初旬 ---

「FX?何それ?」

その日、社内の飲み会の席でSさんと話しているうちに、話題になったのが"FX"でした。
株式はおろか投資信託さえも持ったことがない自分は、その手の知識は全く無く、"FX"についても初めて聞く言葉でした。

「今、流行ってるんだよ。」

「少額から始められるし、難しい知識もいらないんだよ。」

そもそもは定期預金の金利が低すぎる、という話題から派生したわけですが、何故かSさんは執拗にFXを勧めてきます。

(そういや、この人、前職は保険外交員だったな、、何かうん臭い商材でも売りつける気じゃないだろうな。)

Sさんは女性ながら係長としてプロジェクトを牽引するバリバリのキャリアですが、気さくで誰からも慕われており、自分とも年齢が近いこともあり、社内では仲が良いほうでした。

(いやいや、Sさんがそんな詐欺まがいのことをするわけがない、本当に"おいしい話"を紹介してくれるんじゃないか?。)

「日本円は低金利だから、ほっとくだけで外国通貨との金利差の金額が定期的にもらえるよ。」

「壺にはまれば、為替差益で一攫千金も夢じゃないよ。」

今思えば、よくもこう良いところばかり並べて話をしていたな、と思います。
しかし、Sさんの巧みなトークと酔った勢いもあり、すっかり引き込まれてしまいました。
本業の年収以上をFXで稼いでいるサラリーマンや、FXで億万長者になった主婦の話、魅力的な話が次から次へと出てきます。

「ちなみに私は月平均で5万円利益出してるよ、いい小遣い稼ぎになってるんだ。」

「月5万円!?FXってすごいね!」

Sさんはもともと株式投資をしており、特にテクニカル分析に長けていました。
Sさんだから月5万円の利益を出せるのであって、全くの素人である自分が、月5万円の利益を安定して稼ぐことができる、そんなうまい話があるわけありません。
しかし自分は、この"うまい話"の完全に虜になってしましました。

(月5万円といったら年間で60万円、3年で180万円、、、次の車検で車買い替えられるぞ)

こんなことを本気で考えていました、顔は相当にやついていたと思います。
しかし自分にはFXに関する知識は全くありませんでした。

「FXを始めるにはどうすればいいのかなぁ、具体的な運用とか相談に乗ってくれるところってあるの?」

Sさんは待ってました、といわんばかり言いました。

「"FX同好会"」

「同好会?」

「そう、キミの疑問に答えてくれると思うよ。」

"FX同好会"とは、特に決められた活動内容はありませんが、昼休みにメンバーで集まって昼食を取りながらFXの話題で盛り上がったり、定期的に"勉強会"を開き、トレードの結果報告をしたり、(FXに関連する)特定のテーマを決めて議論する、社内の有志で行っているクラブ活動みたいなもの、ということでした。

「勉強会といっても、ようは飲み会だけどね。口実つけて食ったり飲んだりしているだけだから、堅いもんじゃないよ。」

「どお?、、参加してみない?」

執拗にFXを勧めてくる理由がわかりました。
結局のところ、Sさんはこの"FX同好会"に自分を勧誘することが目的だったのです。

「今メンバーは私を入れて4人なんだけどさ、もう少し増やしたいんだよね。でも皆なかなか喰い付きが悪くてねぇ。」

「釣りかよ!」

でも悪い話ではありませんでした。
FXという錬金術(その時はそう考えていました)、自分だけでノウハウを習得するのは大変なことだろう、でも"同好会"に入れば、メンバーにアドバイス受けられるし、短期間でお金儲けができるかもしれない!それに一人で黙々とやるより、皆でワイワイやる方がきっと楽しいだろう。

自分は"釣られてみる"ことにしました。

翌日の昼休み、Sさんは"FX同好会"のメンバーを紹介してくれました。
メンバーは全員同じ部署の社員で、知った顔でした。
しかし年齢や肩書きなどバラバラで、20歳前半から40歳、平社員から課長職、こんなメンバーで机を並べて昼食を取るなんて想像もしていなかったので、正直、どう切り出していいのか戸惑いました。

「FX同好会へようこそ!」

そんな自分を見かねて、メンバーの中の最年長のOさんが声をかけてきました。

「"教授"は同好会の会長なのよ」とSさん。

「教授?」

「メンバーにはみんなニックネームが付いてるんだよね。」

OさんはSさんの方に向き、右手で指さします。

「"マダム"ね。」

"マダム"と聞いて、思わずプッと吹き出した自分を、Sさんは右手で軽く小突きます。

「さて、Mさん(自分のことです)は、何がいいかなぁ?」

「特に意見がなければ私が決めちゃうよ。"のんべぇ"、"すけべぇ"、"ばかやろう"、どれがいい?」

「冗談じゃない!」

慌てふためく自分を見て、大爆笑が起きました。

すっかり打ち解けたところで、メンバーの自己紹介が行われました。
FXの経験年月、始めたきっかけ、そしてニックネーム。
トレードスタンスの話など専門的な話題も出ました、"スワップ"、"スイングトレード"、"テクニカル分析"、"ファンダメンタル分析"。
しかし、このときの自分は何を言っているのか、全く理解できませんでした。

(なんだ、なんだ、専門用語か?FXって難しい知識はいらないんじゃないのかよ?)

「フフ、何言ってるかわかんないでしょ。でも大丈夫、みんなでフォローするからさ。」

Sさん、もとい"マダム"に肩をポンと叩かれました。

こうして自分のFXへの挑戦が始まりました。
しかし、この後、波乱万丈の体験をしていくことになるとは、その時は微塵も考えていませんでした。

ちなみに、、、、
自分のニックネームは"伍長"になりました。
万年主任という自分の社内での立場を皮肉られているのは明らかですが、、、、。
ちなみに命名は教授です。

(続く)

★ FX同好会メンバー紹介 ★

Oさん(男、42歳、既婚、娘2人)
--------------------------------
同好会の会長、某有名大学の経済学部卒、前職はベンチャー企業社長。
性格も見た目も体育会系だが実はインテリ、坊主に髭、メガネ、見た目は結構怖い、血液型はA型。
説教癖あり、趣味はゴルフ、娘に嫌われることを何より恐れている、口癖は「うちのかあちゃん」。

社内での肩書は課長、ニックネームは"教授"。
FX歴4年、トレードスタンスは、スワップトレード、ファンダメンタル分析派。

Sさん(女、33歳、既婚、子供なし)
--------------------------------
元保険外交員、旦那は一流商社の部長、都内の高層マンションの37階在住、お金持ち。
気が強く負けず嫌い、自称"小雪"似、血液型はB型。
英語が堪能、犬好きで室内犬を3匹飼っている。

社内での肩書は係長、ニックネームは"マダム"。
FX歴1年、トレードスタンスは、スイングトレード、テクニカル分析派。

Tくん(男、29歳、独身)
--------------------------------
父親はグループ会社の役員。
几帳面でクールだが温厚、塚本高史にやや似、血液型はAB型。
趣味は料理、サッカー観戦。

社内での肩書は主任、ニックネームは"ジュニア"。
FX歴2年、トレードスタンスは、デイトレード。

Cさん(女、24歳、独身)
-------------------------------
Sさんの大学の後輩
ノー天気、楽観主義者、自他共に認める"ベッキー"似、血液型はO型。
パチンコ大好き、学生時代にパチスロ専門誌の読者モデルの経験あり、カラオケがうまい。

新入社員、ニックネームは"セクシー"。
FX歴2か月、トレードスタンスは"女の勘"。

M(男、?歳、既婚、息子1人)
-------------------------------
三流大学卒。小心者、悲観主義者の小市民。血液型はO型。
ギャンブル依存症の経験あり、よく「変わっている」と言われる。

万年主任、ニックネームは"伍長"。
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